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【姫島新聞】一手間加え特産品に

婦人グループ「かなんど工房」

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2008年09月24日掲載 |最新に戻る

かなんど工房で商品開発を手掛ける(左から)寺下洋子さん、松原ヤスミさん、礒辺千尋さん、大海容子さん、清水真知子さんの5人

 「こんなすてきな商品に生まれ変わりました」―。「かなんど工房」は海産物が豊富な姫島で、普段は使われずに捨てられたり、家庭で消費する魚介類に手間を加えて特産品に変身させてしまう婦人グループ。イベントごとに旬の食材を使ったその時季だけの商品を提供するなど活発に活動している。

 村内に住む▽大海容子さん(46)▽松原ヤスミさん(61)▽礒辺千尋さん(60)▽寺下洋子さん(59)▽清水真知子さん(55)の五人がメンバー。旬の食材を手に取り、アイデアを出し合い、試行錯誤しながら商品開発を進めている。
 グループ名の「かなんど」はカレイ漁の時に、一緒に網の中に入る白身の魚「カナガシラ」の姫島での呼び名。身が少ないため商品価値が低く、大量に取れても家庭で消費されることが多かった。
 「せっかくたくさん取れるんだから」と、かなんどの味を引き出すみそを混ぜ合わせて「さかな味噌(みそ)」を開発。姫島であったイベントに限定百個で販売したところ、あっという間に売り切れてしまい、これをきっかけに本格的な活動を始めた。今年で三年目。
 「さかな味噌」は商品を仕上げる時に、身をほぐしたり、骨の取り除きを、すべて手作業で行う。「とても大変だが、それだけに思いもこもっている。おいしいと言ってもらえた時はとてもうれしい」と、口をそろえる。今ではかなんどを代表する商品となった。
 そのほかにも、加工段階で捨ててしまっていたイカの口を乾燥させて、くし焼きにした「イカの口のくしさし」はイカの甘味と弾力のある食感が好評。「車エビの粕(かす)漬け」や「イカの耳の一夜干し」、海藻など旬の食材を生かした商品も合わせてイベントなどで提供しており、訪れた人に姫島のおいしい魅力を伝えてくれている。

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