
地酒など地元で作られた土産品が並ぶ「杵築ふるさと産業館」の特産品コーナー
「きつき茶」や「きつき紅茶」、杵築市出身の天文学者麻田剛立の名にちなんだ菓子「ゴーリューの空」、中野酒造(同市南杵築)の清酒と焼酎、司窯(同市大内)の焼き物……。「杵築のお土産は、ここでそろいます」と生嶋善三館長(60)は胸を張る。
オープンは一九九六年。翌年に「里の駅」に指定された。杵築城や武家屋敷などの観光名所に近く、大型バスの駐車スペースもあるため、盆や正月、イベント開催時などを中心ににぎわう。
店舗入り口では、市内を流れる八坂川河口に生息している生きた化石「カブトガニ」の大きなはく製が客を迎える。「カブトガニペーパークラフト」など、関連商品もある。
館内には、飲み物と軽食を楽しめる喫茶コーナー「菜の花」もある。人気メニューは豆からひくコーヒーときつき紅茶。オーナーの長友節子さん(57)は「これから旬を迎えるカボスを使った、手搾りのカボスドリンクも人気があります」と話していた。
オープン当初は、杵築産へのこだわりから、売り場が埋まらないこともあったという。「県内のほかの土産物店の状況なども見て、だんだんと今の形になっていった」と生嶋館長。現在では取引業者数は六十を超え、二百点以上の品物を取り扱っている。
課題もある。品数は増えたものの、商品の配置などはオープン時からほぼ変わっておらず、「地物の野菜を置いたり、生産者の顔が見えるような工夫をするなど、改善すべき点は改善する時期がきている」と生嶋館長。目標は「観光客だけでなく、地元の人も集まるような場所」にすることだ。
杵築市の旧杵築市地区中心部に立地。土産物コーナーと喫茶コーナー。喫茶の人気メニューはコーヒー(400円)、カボスドリンク(350円、季節限定)、ホットサンド(500円)など。県漁協杵築支店の女性メンバーが手掛ける「ちぎり揚げ」の販売コーナーもある。営業時間は午前9時(喫茶コーナーは同9時半)から午後5時半まで。TEL0978・62・2000。
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