
そばや地元産の“旬”の食材を生かした料理が人気
県道から山間に分け入るときらめきを増した新緑が目の前に広がる。澄んだ空気が心地よい。背後には両子山。何時間でも眺めていたくなる風景だ。
「四季折々の“色”を楽しめます。ゆったりとした時間の中で皆さん、豊かな自然に心癒やされているみたいです」と小玉智英社長(57)は話す。
国東半島の真ん中に位置する両子寺のふもとにあるのが「両子河原座」。二〇〇五年十月のオープン以来、半島の観光交流拠点として仏の里の魅力を多くの人たちに伝えようと奮闘している。地元安岐町の特産品や農作物を生かした料理、民芸品を提供する傍ら、新たな試みにも挑戦。ブログを立ち上げたり、二カ月に一度コンサートを開催し、さまざまなジャンルの音楽を生演奏で聴かせたり。
店づくりのテーマは子授け寺として名高い両子寺にあやかって「開運」。直売スペースの「宝座」には地元で作ったみそやしょうゆなど加工品を中心に数多くの商品が並ぶ。新鮮なミニトマトをふんだんに使い、砂糖を入れずにトマトの糖度だけで仕上げたオリジナルケチャップ(六月から販売予定)は、程よい酸味と甘みがたまらない。
レストランの「縁座」で味わうそば料理は地下四十㍍からくみ上げた水で打ち、ゆで上げた自慢の一品。自然養鶏卵を三個使い、中身が鶏飯という変わり種のオムライスも人気だ。厨房(ちゅうぼう)を支えている地元主婦の一人、瀬々としみさんは「地元の旬の食材を使った温かいおもてなしを続けていきたい」とほほ笑む。
小玉社長は「地元の人たちが快く協力してくれることが何よりありがたい。誰もが気軽に立ち寄れる“憩いの場”にしながら、さまざまな情報を発信していきたい」と力を込めた。
国東市安岐町両子の県道沿い。ざるそばとこだわりの小鉢六つがセットになった人気の「開運そば」(1500円)や冷やし七福神(900円)、おろしそば(800円)などが味わえる。オリジナルの土産品
「仁王さま焼き あ・うん」や「槽(ふな)絞り」という昔ながらの手法で作った純米酒「走水」、開運ソフトも好評。営業時間は午前9時―午後4時ごろまで。食事は午前11時―午後3時。問い合わせは℡0978・64・6305へ。
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地域の特産品やうまい物、すてきな自然景観も楽しめる憩いの場、交流拠点として「ふるさとの駅」ともいえる施設が各地域にあります。 道の駅・里の駅など、地域の”元気”を情報発信している「ホットでホッとする」店・施設を訪ねます。
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