
土曜日はバラの湯が人気、会話も弾む
もう若くはないのだろうか。最近、どうも疲れやすい。どうにか疲れを取れないものか。さあ、そんな時どうする―。
(1)マッサージ(2)温泉(3)睡眠。
どれも魅力的だが、ここは大分県、やはり温泉でゆっくりしたい。疲れを取って充実した生活を…と思っていたところに温泉取材の順番が回ってきた。いざ、玖珠町へ。
「この温泉の魅力を教えて?」。近くに住む主婦三人組に聞いた。「この辺りは泉質が抜群に良いのよ。体も顔もツルツルスベスベ」と安藤チヅ子さん(74)。衛藤美雪さん(71)は「大浴場に電気風呂があってね。すごく人気。みんな次の日の調子が違うって」。「家の風呂より広いし、気持ちがいい」と蔵田久美子さん(54)が続けた。
三人の会話が弾む。「いろんな人と話せるし、ストレス発散にもなって楽しいわよね。来てよかったわ。幸せ」
温泉施設だけでなく本業の「山田うどん」を切り盛りする生田俊夫さん(71)は「掛け流しで温度もちょうどいいんですよ。湯が柔らかいといわれますね」。
「こんにちは」と男性二人がやってきた。臼杵で釣りをして久留米市までの帰り途中とか。「いつも寄るんよ。釣りの疲れも取れるし、気持ちよくて」と、あっという間に浴場に消えた。
家族湯の掃除を終えた藤井真由美さん(40)が「土曜日はバラの花のサービスを目当てに来るお客さんも多いですね」。
家族湯に潜入取材を試みることにした。石風呂やひのき風呂。こぢんまりとした雰囲気が落ち着く。「でも、ここはいつか誰かと」と扉を閉め、大浴場へ。高い天井に湯気が上がり、見るだけで冷えた体が温まる。広い湯船の一角にある電気風呂にも挑戦。ピリピリ。ピリピリ。マッサージのようだ。ああ、気持ちいい。
心地よい温泉にマッサージのような電気風呂。疲れも取れた。あとは気持ちよく寝るだけだ。ん…ここの温泉、ビジネスホテルも併設しているではないか。
単純温泉。効能は神経痛、筋肉痛、冷え性など。家族湯は計10室で、入浴料(50分)は800円と1000円の2種類。大浴場は300円。サウナ(男性800円、女性600円)もある。営業時間は午前11時半から翌午前零時まで。家族湯は従業員がいれば朝でも利用できる。無休。国道210号沿いの黒い看板が目印。問い合わせは山田温泉(TEL 0973-72-1126)。
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温泉天国・大分。名湯、秘湯もたくさん。相変わらずの温泉ブームで、県内各地の温泉はにぎわいをみせています。温泉の楽しみの一つは見知らぬ 人との湯を介しての触れ合い。温泉好きの記者が各地の温泉を訪ね歩き、いろんな人と触れ合いながら、入湯体験をリポートします。
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