
▲サークル仲間と福岡から訪れた女子大生。「旅の思い出にみんなで入っちゃおー」
記者 ここの公園どう?
福岡市から来ていた大学生グループ キャンプに来て温泉に入れる。それにカヌーや釣りなどのレジャーも楽しめるし、近くにホタルの名所もある。一粒で五度おいしい場所ですね。
記者 君たち、粋なセリフを言うじゃないか。たった六行でこの公園の魅力を的確に伝えたね。温泉の取材に来たんだけど、温泉のコメントもちょうだい。
大学生 カヌーをした後、冷えた体を温めるのにちょうどいい。それに長く入っていたら日ごろの疲れが取れました。大学生でも疲れがあるんです。
―と福岡市の諸石耕介さん(19)。
もっとお薦めコメントがないか秋好正高社長に聞いてみよう。
記者 ここの温泉の良さは?
社長 何がいいって気持ちがいい。温泉だけに来るお客さんは少ないから平日なら貸し切り状態だしね。
記者 そ、そんなこと新聞に載せていいんですか?
社長 本当のことだもん。入ってみればわかるよ。
―ということでさっそく風呂へ。温泉館(内風呂)と大露天風呂があるが、迷わず露天に。秋好社長の言うとおり”貸し切り”だった。効能は?ふむふむ。筋肉痛などにいいのか。大学生の話は本当だな―と思いながら広い湯船につかる。
適温の湯は無色無臭でマイルド。加温しているが加水はしておらず、温泉成分が薄まることはない。効果 がありそうだ。
そよ風が火照った顔を冷やしてくれる。これぞ露天風呂の醍醐味(だいごみ)。気持ちいい~。そうこうしていると入浴客が来た。福岡県から来た丸山龍児さん(38)に取材再開。
記者 ここは初めて?
丸山さん 年に二、三回は妻とキャンプに来ています。十回以上は来ているかな。安いしきれい。掃除も行き届いているしね。
秋好社長の言葉を思い出した。「何度も来てもらおうと思ったら、私たちが十分と思う以上にきれいにしなければいけない。お客さんはそれ以上のことを望んでいるから」
こんなにいい温泉に客が少ないなんてもったいない。みんなに教えてあげよう―。そう思って湯船から上がった時、予想もしていなかった大パノラマが目前に広がった。風力発電所の大型風車や緑がきれいな山々…。やっぱりやーめた。ここはオレだけの秘密の温泉にしよう。そう決めた。
無色透明の単純泉。効能は神経痛、関節痛、慢性消化器病など。入浴は午前11時から午後7時まで。大人300円(玖珠町民250円)子ども150円。オートキャンプサイト、フリーサイトのほかに宿泊棟もある。問い合わせは三日月の滝公園(TEL0973・73・2007)。
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温泉天国・大分。名湯、秘湯もたくさん。相変わらずの温泉ブームで、県内各地の温泉はにぎわいをみせています。温泉の楽しみの一つは見知らぬ 人との湯を介しての触れ合い。温泉好きの記者が各地の温泉を訪ね歩き、いろんな人と触れ合いながら、入湯体験をリポートします。
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