観光客に人気の「地獄の極楽カレー」(左手前)と「血の池バーガー」。松田さん親子は「食材にこだわり抜きました」とにっこり。別府市野田の極楽亭
別府市の「べっぷ地獄めぐり」から生まれた「血の池バーガー」と「地獄の極楽カレー」。産地直送の有機無農薬野菜を使ったメニューが観光客の人気を集めている。ユニークな名前に引かれ、血の池地獄(同市野田)に隣接するレストラン「極楽亭」に足を運んだ。
血の池バーガーは、社長の松田奈緒子さん(54)が昨年9月のオープン前に何度も渡米して研究、完成させた“本格派”だ。毎日、店で焼いたパンに、大根やナスなど、時季によって異なる具材がたっぷり詰まり、ボリュームは満点。トマトソースの赤で「血の池」を表現した。持ち帰りも可能で、頬張りながら地獄を巡るのも楽しい。
血の池をイメージした真っ赤なルーが目を引く地獄の極楽カレーは、辛口のトマトベース。濃厚でスパイスの効いたルーと、添えられた野菜や魚介類の相性は絶妙だ。福岡県の有名店に特注したレトルトパックもあり、土産にも喜ばれそう。
木や石など、自然素材が多い店内は落ち着いた雰囲気を醸し出している。「メニューありきではなく、時季に合った旬の食材にこだわることで、お客さまの心と体を癒やしたい」と息子で支配人の透さん(30)。観光地らしい、深いおもてなしの心を感じた。
(文・岡本英明、写真・杉山和也)
“味”メモ
「血の池バーガー」はフライドポテトとドリンク付きで1050円。「地獄の極楽カレー」はサラダ付きで1260円。カレーのレトルトパックは1食分525円。ヘルシーな「地獄蒸し御膳」(1260円)も人気メニュー。営業時間は午前10時から午後4時。年中無休。問い合わせは極楽亭(TEL0977・66・5969)まで。
散歩メモ
店で極楽気分を味わった後は、隣接する血の池地獄へ。地獄の成分を利用した軟こうや化粧水などのオリジナルグッズは、土産、プレゼントにぴったり。問い合わせは血の池地獄(TEL0977・66・1191)まで。