クロメを使った料理。クロメ丼(手前)、クロメうどん(後方右)、おこわ=大分市白木の関あじ・関さば館
ミネラルたっぷり。クロメのおいしい季節がやってきた。大分市佐賀関沖の高島周辺では、新芽が伸びる1月中旬から3月中旬までに限って海藻のクロメを採ることができる。佐賀関の海産物店には棒状に巻いたクロメが並び、みそ汁に入れたり酢じょうゆであえたりと、幅広い調理法でこの時季の食卓をにぎやかにしてくれる。
同市白木の「関あじ・関さば館」のうどんコーナーで「クロメうどん」、「おこわ」、レストラン凪浜(なぎはま)で「クロメ丼」を味わうことができる。
クロメの粘りとめんがよく絡み、のど越しがいいうどん。甘めのしょうゆがクロメの風味を引き立てている。料理人の東貴文さん(43)が「できるだけ細く刻んで粘りを出している」と腕を振るっている。もっちりとしたおこわも人気だ。
クロメと生卵が刺し身と熱々のご飯を包み、ついついかき込んでしまう丼。濃いめのしょうゆで味を付け、1日寝かせて強い粘りを出している。「旬のクロメを食べにきてください」と料理人の坂本浩二さん(49)。
2月20日には佐賀関市民センターで第10回「関あじ・関さばまつり」があり、県漁協佐賀関支店の坂井伊智郎支店長(52)は「冬の『関もの』を堪能して」と来場を呼び掛けている。
長蛇の列ができた、関さばの売り場(昨年の関あじ・関さばまつり)=2009年(平成21年)県漁協佐賀関支店
“味”メモ
「関あじ・関さば館」では乾燥クロメやソースなど、クロメの加工品を販売している。ラーメンにクロメを入れる豊後あまべ本舗の「佐賀関りーめん」は3食入り840円。営業時間は1階が午前10時から、うどんコーナーは不定休。凪浜は午前11時からで木曜日が休み。問い合わせは同館(TEL097・575・2338)まで。
散歩メモ
「関あじ・関さばまつり」は午前9時半から。クロメ汁が付く「関あじ・関さば定食」は限定千食で、同9時から食券を販売する。佐賀関半島を巡るバスツアーもある。問い合わせはNPO法人さがのせきまちづくり協議会(TEL097・575・2000)まで。